也田貴彦blog

おもに文学やお笑いについて。

2015-08-10から1日間の記事一覧

「シルビアのいる街で」(ホセ・ルイス・ゲリン監督)感想

まずストラスブールという街があり、そこに暮らす人々があり、そのなかに主人公の男女が存在している。監督はその全体の広がりを表現する。誰とも分からぬ市井の人物の表情の変化、路地の歩き方、髪の揺れを繰り返し映し出し、ときには主人公の男の目を通し…